一軒家の処分費用は?家の処分や取壊し・売却費用について[兵庫県伊丹市]
2024/07/02
こんにちは、アークエステートです!
本日のテーマは「空き家の処分」について。空き家を売却処分する時には、家の中を空にして明け渡さなければなりません。また、家を解体して売却する場合、解体費用に一般ごみや粗大ごみの処理費用は含まれていません。
今住んでいる家を処分して引っ越す場合、家財を引っ越し先に移せばいいので、一部の使わなくなった家財だけを処分すれば家の処分に移れます。
そこでこの記事では、一軒家を処分するのに必要な費用や、処分した後に発生する税金を節税するための知識について解説させて頂きます。
1:一軒家の処分にかかる費用項目と発生のタイミング
売却では、測量費や取壊し費用等の処分費用が入金に先行して発生することになります。
境界が確定していない場合は、境界確定の測量には時間がかかるため、できれば早めに行うようにしてください。
家財道具の処分は査定の後でも大丈夫です。
取り壊すかどうかの判断は、査定で不動産会社の意見を聞いてから決めることをおススメします。
取り壊さずに売る場合、媒介契約締結後、任意でハウスクリーニング等を実施することもあります。
仲介手数料は、売買契約時に50%、引渡時に50%を支払います。
売買契約時には契約書に貼付ける印紙税も必要です。
住宅ローンが残っている場合は、引渡時に抵当権抹消関連費用が発生します。
また、入金に関しては、売買契約時に手付金が10%、引渡時に残金が90%入ってきます。
税金が発生する場合には、売却した翌年の2/16~3/15に確定申告を行い納税します。
2:家財道具を処分する手段と手順
家財道具を処分する手順は、どのように家財を処分するのかによってかわります。まずは、家財道具を処分する手段を選びましょう。中には、不用品を処分することでお金に換える手段もあります。
家財道具を処分する手段は以下の通りです。
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①リサイクルショップの買取
買ってから間もない家財道具や、見た目が美しくまだ使える家財道具、人気がある家財道具はリサイクルショップの買取を利用できます。
リサイクルショップでの買取手順は以下の通りです。
- ❶リサイクルショップに持ち込む
- ❷査定をしてもらう
- ❸査定金額に納得したらその場で売却
リサイクルショップによっては、買取に身分証明書が必要な店舗もあります。運転免許証やマイナンバーカード、保険証などを用意しましょう。お店を訪問する前に、必要書類を調べておいてください。
リサイクルショップに持ち込むことが大変な大型の家財道具は、出張買取を利用してください。自宅で査定をしてもらい、家財を引き取ってもらえます。
リサイクルショップは、商品になる家財を探しているので、どんなに古い家財でも引き取ってもらえるわけではないので、気を付けましょう。
②フリーマーケット
家財の処分に時間をかけられる場合は、フリーマーケットで家財を処分することも可能です。着なくなった服やバッグ、新品のお皿、新品同様のベビー用品などを売ってみましょう。
フリーマーケットの参加手順は以下の通りです。
- ❶フリーマーケットの主催団体に参加申し込みをする
- ❷参加費を支払う
- ❸現地で販売する
ただし、フリーマーケットは場所代がかかります。売れないものを用意してしまうと、場所代と時間だけがかかり、かえって損をしてしまいます。必ず用意した商品が売れる保証もありません。
家財の処分するフリーマーケットで損をしないためには、買う人の気持ちを考えた商品を用意することがポイントです。大型のタンスやベビーベッドなどは持ち帰りが難しいので、フリーマーケット以外の方法で処分することをおすすめします。
③ネットオークションやフリマアプリ
手数料や移動の手間を抑えたい場合は、ネットオークションやフリマアプリで家財を処分しましょう。ネットオークションやフリマアプリでは、基本的に宅配で商品を送ります。大型の家具を出品する場合、高額な送料がかかることを了承してくれるか、直接引き取りに来られる落札者を探しましょう。
手順は以下の通りです。
- ❶ネットオークションやフリマアプリに登録
- ❷出品したい家財の写真を撮る
- ❸入力フォームに必要事項を入力して出品
- ❹落札者が現れたら連絡を取る
- ❺取引の詳細を確認、決定する
- ❻商品(家財)を送る
手軽な方法に見えますが、トラブルも多いのがネットオークションやフリマアプリの特徴です。トラブルに巻き込まれないように、コミュニケーションを取ってください。また、無料ではなく取引額に応じた出品料がかかります。
④自治体の粗大ごみ回収
引き取りにお金がかかりますが、日時を決めて粗大ごみを処分したい場合は、自治体の粗大ごみ回収がおすすめです。処分したい家財の大きさによって、処分費用は変わります。
自治体の粗大ごみ回収を利用する手順は以下の通りです。
- ❶粗大ごみ回収センターに申し込みをする
- ❷引き取りの日時を決める
- ❸コンビニや所定の窓口で処理券を購入する
- ❹指定の日時に粗大ごみを出す
大型の家具も引き取ってくれますが、回収場所まで自力で持っていかなければなりません。一人で持てない場合は、家族に手伝ってもらいましょう。
⑤不用品回収会社の利用
家財の処分に一般の不用品回収会社を利用することもできます。売却予定の一軒家の持ち主が亡くなっている場合は、家全体の家財を処分をしなければなりません。遺品整理を終えたのちに不用品回収会社にまとめて家財を引き取ってもらうことも考えてみましょう。
不用品回収会社利用の手順は以下の通りです。
- ❶インターネットなどで不用品回収会社に申し込みをする
- ❷引き取りの日や作業日時を決める
- ❸指定の方法で代金を支払う
不用品回収会社を選ぶときは、費用に注目してください。費用によっては、粗大ごみ回収センターを利用したほうがお得になるケースもあります。
また、トラブルを避けるために明確な料金設定をしている会社を選び、口コミの内容をチェックすることがポイントです。
⑥引っ越し会社の引き取りサービスの利用
引っ越し会社によって、引っ越し時に発生した不要な家財を引き取ってくれるサービスがあります。当日ではなく、引っ越しの申し込みと同時に家財の引き取りも申告してください。
引き取りサービスの利用手順は以下の通りです。
- ❶引っ越し会社に引っ越しの申し込みと同時に家財引き取りを申し込む
- ❷引っ越し時に不用品を引き渡す
家財の引き取りサービスを行っている会社は限られていますので、必ず確認しましょう。
3:家財道具処分費用
一軒家の場合、家財道具処分費用の相場は、専門会社に依頼すると17万円~50万円程度となります。
一軒家を処分するには、「取壊して売る」または「空き家のまま売る」という2つの選択肢がありますが、いずれにしても家財道具は処分することが必要です。
解体を行う場合でも、解体工事会社は家財道具を処分してくれないことが通常です。
ゴミというのは、産業廃棄物と一般廃棄物に分かれます。
家庭から出されるゴミは一般廃棄物に分類されますが、一般廃棄物を運び出すには一般廃棄物収集運搬業の許可を取得していることが必要であり、多くの解体工事会社は一般廃棄物収集運搬業の免許を持っていません。
そのため、解体する物件に家財道具等の一般廃棄物が残っていると、解体ができないことになります。
一軒家を取壊して売却する予定のある人でも、家財道具処分費用は必要となるのです。
また、家財道具処分費用は、家財道具が少なければ、当然処分費用が少なくなります。
家財道具処分費用を削減するためには、自分で捨てられるものは極力捨てるということがコツです。
ただし、多くの自治体は粗大ゴミを捨てるのが有料となっています。
廃棄が可能な日にちも指定されていることが多いです。
そのため、自力で捨てる場合でも、費用はゼロではありませんし、廃棄日を狙って計画的に処分していく必要があります。完全に自力で全てを捨てるのは限界もありますので、片付け専門の会社も効果的に利用すると楽になります。
家財道具の処分は、依頼する会社を選ぶのが難しいですが、1つの目安として遺品整理士の資格を持った遺品整理会社に依頼するのが良い選択となります。
遺品整理士は民間資格ですが、一応、勉強しないと取れない資格であり、全く何も資格を有しない会社に依頼するよりは安心です。
片付けを行う会社の中にはゴミを不法投棄する会社もあり、そのような会社を選んでしまうと後で依頼者に責任が及ぶケースもあります。
遺品整理士であれば、ゴミ処分に一定の知識を持っていますので、依頼者側のリスクを下げることができます。
依頼先を選定する指標として、参考にしてください。
4:一軒家を処分するコツと査定費用が無料の理由
一軒家を売却するには査定が必要です。
査定はスムーズに売却するために重要なポイントとなりますので、以下では査定について解説します。
①実績のある不動産会社に依頼すること
一軒家を売るときは、売り出し価格を決めるため、最初に必ず不動産会社による査定が必要です。
一軒家の処分は「捨てる」のではなく「売る」ことですので、売るのが上手な実績のある不動産会社に依頼することが最も重要です。
不動産は、条件の良い物件ほど売るのが簡単であり、条件の悪い物件ほど売るのが難しくなります。
「手放したい、売り払いたい」と思う物件は、往々にして条件の悪い物件が多いです。
条件の悪い物件は、売るのが難しいため、不動産会社選びの重要性が増してきます。
②適正な価格で売り出す
スムーズに処分するには、適正な価格で売り出すことが重要です。
一軒家の処分は、単純に費用をかけて捨てるのではなく、売る価格を決める必要があります。
売り出し価格が高過ぎれば、せっかく家財処分費用や取壊し費用等を投じたとしても全く売れないということがあり得ます。
適正な売り出し価格を設定するには、複数の不動産会社から出た査定額を横並びにして、高過ぎる価格は排除して売り出し価格を決めることがコツです。
売主にとっては、高い査定額は嬉しいものですが、査定額は売却を保証する価格ではないので、冷静に見ることが必要となります。
不動産会社にとって見ると、査定は仲介の契約を取るための営業行為の一環です。
査定額は高く出した方が契約を取りやすいため、査定額は高くなる傾向にあります。
一括査定サービスを活用すれば、複数の査定額を比較できるため、誰でも高過ぎる査定額が分かるというメリットもあります。
③物件の査定費用が無料の理由
不動産会社による一軒家の査定は、必ず無料となります。
理由としては、不動産会社が別途「査定料」という形で料金を徴収できないからです。
不動産会社は、買主を見つけることで仲介手数料という報酬を得ますが、この仲介手数料は成功報酬であることが決まりとなっています。
査定というのは、不動産会社にとって成功報酬に向けた途中過程の業務であるため、無料で対応せざるを得ないという事情があります。
そのため、不動産会社に査定を依頼してもお金を取られることはありません。
また、査定の結果、当然、売るのを止めるケースもあります。
査定を取った後、売却を取り止めたとしても査定料を取られることもありません。
例えば、査定額が住宅ローン残債よりも低い場合、売るのを諦めるというのは良くあるパターンです。
査定額を知ることが、売却するかどうかの判断材料にもなりますので、査定額を得た後に売却をやめても大丈夫です。
また、かなり古い一軒家の場合、査定の際に取り壊すかどうかの選択についても相談できます。
「売るか売らないか」または「取り壊すか取り壊さないか」の判断を行うためにも、査定を依頼することが第一歩となります。
ここまでで空き家の一軒家処分の際の大まかな流れや簡単な費用、上手に売却するためのコツを紹介させて頂きました。次章ではさらに詳しく細かい費用について解説していきたいと思います!
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