築50年の一戸建て売却相場は?売れるの?[兵庫県伊丹市]
2024/06/13
こんにちは、アークエステートです!
本日は「築50年の一戸建て売却相場」について、築50年を過ぎた一戸建ては「古くて売れない」と考えている方もいるのではないでしょうか?
築浅の物件と比較すると売却はかんたんではありませんが、売れないわけではありません。
この記事では、築50年の戸建て売却方法や注意点について解説します。
1:.築50年の一戸建ての売却相場
古い戸建て売却をするなら、まずは相場を把握することが大事です。
基本的に不動産は築年数が経過するごとに価値が下がるとされています。築50年の一戸建てを売却するなら、次の2つの特徴を理解しておきましょう。
・建物の価値は0で評価される ・建物の状態や条件が良ければ価値がつく可能性もある |
①建物の価値は0で評価される
築50年の一戸建て住宅は建物の価値がないものとして評価されます。そのため、売却する際は「土地の価値」で査定されます。一般的に、木造一戸建て住宅の建物の価値は、新築購入時から毎年下がり、築20年を超えたあたりからほとんど価値がないとみなされます。
築20年を過ぎたあたりから価値がないと判断されるようになるのは、建物の劣化が目立ってくるのもありますが、国が定義している住宅の「耐用年数」が関係しています。
耐用年数とは、住宅に資産価値がある期間のことを意味します。
木造一戸建て住宅の場合、法定耐用年数は22年と決まっています。
築50年の一戸建ては耐用年数を大幅に過ぎているため、建物の価値はないものとみなされます。
②建物の状態や条件が良ければ価値がつく可能性もある
築50年が経過している一戸建てであっても、状態や条件が良ければ建物自体に価値がつく可能性もあります。
近年、リノベーションされた古い家を購入する方も珍しくないことから、築年数と同じくらいお部屋の状態を重要視される方は多いと考えられます。
例えば、築年数は経っているけれど水回りや内装がきれいな状態で保たれている、あるいは購入してすぐに大規模な修理が必要ないといった場合です。
物件の状態によって判断は異なるので、築年数だけを基準にご自身で判断するのではなく、不動産会社に相談をして正確な価格を知ることが大事です。
2:築50年の一戸建てを売却する方法
築50年の一戸建てを売却する方法は、主に次の5つ。
・建物を残したまま売却する ・建物を解体し更地にしてから売却する ・リフォームしてから売却する ・不動産買取で売却する ・空き家バンクを利用する |
①建物を残したまま売却する
古い家はそのまま家として売り出すのではなく、古家付き土地という形で売る方法があります。
古家付き土地とは、古い家(建物)を残したまま売却されている土地を意味します。
築50年以上が経過している一戸建ては建物に価値がないため、通常通りの一戸建て売却で買い手を探すのは難しいですが、土地として売ることで買い手が見つけやすくなります。
また、古家付き土地で売ることで解体費用をかけずに済みます。その分、売却価格は低くなりますが、売主の負担を減らせるためメリットは大きいです。
②建物を解体し更地にしてから売却する
家を解体し、更地にしてから売却するという方法もあります。
物件の状態が悪く住むのは難しいといった場合は、土地だけで売り出す方が買い手は見つかりやすいです。また、買い手からすれば「建物を解体する必要がなく、すぐに家を建てられる」というメリットもあります。
建物を更地にするデメリットとしては、解体費用がかかることです。 木造一戸建て住宅の場合、1坪あたり3万〜5万円が相場とされていますので、坪数によっては膨大な費用が発生してしまいます。
解体費用を考えると、古家付土地で売却した方がよい可能性もありますので、更地にするかどうかは不動産会社と相談して決めましょう。
③リフォームしてから売却する
築50年が経過していても物件の状態が悪くないようであれば、リフォームしてから売却するのも一つの方法です。
リフォームの目的は、老朽化した家を新築時の状態に回復することなので、日々生活をする上で貸してくる水廻りや内装部分がメインとなります。
リフォームを行ってから売却するメリットとしては、室内が新築同様にきれいになるので、そのまま売り出すよりも買い手がつきやすくなります。また、本来であれば建物の価値はないと判断されますが、リフォームを行うことで価値がつく可能性があります。
ただし、リフォームしてからの売却はリフォーム費用が別途かかるので、そういった点ではデメリットもあります。
また、古い家を探している方の中には、「安く仕入れて自分好みにリフォームしたい」と考えている方も多いため、リフォーム内容が買い手の希望と合わずに売却がうまくいかなくなるリスクもあります。
これらを踏まえると、最小限にとどめたリフォームが望ましいです。
④不動産買取で売却する
不動産仲介ではなく、買取で売却する方法もあります。不動産買取とは、不動産会社に直接買い取ってもらう事です。
相手を探す必要がないため、短期間で売却できることと、内覧対応などの販売活動を行わなくて良い点などがメリットです。
ただし、不動産買取にはデメリットもあります。不動産買取で売却する場合は、仲介と比較して売却価格が相場の7割程度に下がってしまう点があります。
これは、不動産会社が物件を買い取った後にリフォームやリノベーションをして再度市場に売り出して利益を得たいと考えているので、仲介よりも安く仕入れなければならず相場よりも低い価格となってしまう背景があります。
短期間で売却活動を終わらせたいという方に向いていますが、最終的に手元に残る利益などを考えた上で検討する必要があります。
⑤空き家バンクを利用する
可能な限り費用をおさえて売却したい方は、空き家バンクを利用する方法もあります。
空き家バンクとは空き家を探している人と買いたいあるいは住みたい人をマッチングさせるサービスです。
物件の掲載費用や広告費用などは一切かからないため、買い手を無料で見つけることができます。
空き家バンクは自治体が運営していますが、全国すべてにあるわけではないため、所有している物件があるエリアで利用できるかどうかを確認してください。
ここまでで築年数の古い物件を売却する際、どのようなことに注意して売却すればいいのか、また売却方法について解説させて頂きました。次章では、売却を成功させるための大切なポイントをいくつか紹介させて頂きます!
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